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「鎌倉ものがたり」を歩く No.23

番外編:朝比奈切り通しが「鎌倉ものがたり」に登場したことはありません。 とはいえ、切り通しは鎌倉の名物と思うので紹介します。

バス停、十二所神社*から金沢街道を横切り、泉橋を渡り旧道に入る。川**の向こうの岩面には仏様が見られる。ここから切り通しを経て逗子に至る道は手軽な散策コースになっているのか数人のグループで歩く人が多い。グループのリーダと思しき人が川の対面を指さしながら何やら説明していた。そこをみると川向こうの岩面の石祀から水がちょろちょろ流れている。地図と見比べるとこれが大刀洗水であろうか?梶原景時が頼朝の命を受け上総介広常をだまし討ちした後、刀についた血を洗ったという。大刀洗水付近、すこし行くと滝がある。これが三郎の滝で、この名は朝比奈切り通しを一晩で切り開いたと言われる朝比奈三郎義秀に由来する。この滝の奥に先ほどの広常の館があったという。滝の横には切り通しの碑がある。ここまでは自転車でも来ることができる。 滝のところで道が二つに分かれる。左が切り通し。進むと、沢状態の道がしばらく続くが、更に行くとぬかるみがなくなり峠に出る。岩の大きな穴の中には石が重ねられている。峠を越えると逗子との境界があり、右手が熊野神社への道である。まっすぐ行くと金沢へ出る。

* この「十二所神社」と材木座の「五所神社」が8巻82話「十五所の祭り」のヒントとなったのかもしれません。
**川といっても幅1〜2mの狭い川である。

No1 十二所神社〜梶原大刀洗水
No2 三郎の滝〜峠
No3 峠〜金沢
No4 熊野神社